偉大な音楽教育者の言葉

●音楽を正確に感じるのは、身体で正確に感じることによってである。
(E.J.ダルクローズ)

●音楽教育の基本にリズムを置かなくてはならない。(C.オルフ)

●リズム教育は小学校では遅すぎる。幼児にさせれば容易である。
リズム教育は幼児の真の領域である。(Z.コダーイ)                                

●人は音という門から音楽に入るのではなく、リズミカルな刺激を通って音とか旋律へと達するものである。(H.スペンサー)

●リズムは、注意力や集中力、決断力、そして反射能力を育てる。メロディーは情緒の世界を広げる。(コダーイ)

●もし児童たちが、幼稚園以前から正しい計画によってリズム感を把握し、しかる後に、器楽学習を始めるならば、それは、実にたやすいということを教師は肝に銘じておく必要があろう。(J.L.マーセル)

●歌えるようになってから、こどもに楽器をあたえなければならない。そうでなければ一生、楽器で歌えない。(コダーイ)

●読む能力は、楽器を習っていれば、自然に身についてくる、という考えがどうも間違いであることは、良き器楽教師諸君によって、ようやく気づかれ始めたようである。そのためには、新鮮で、数多くの練習曲が必要である。(コダーイ)

●器楽的学習は手先の器用さを生むことができるが、音楽的フィーリングや理解は小さい筋肉からは呼び起こすことはできない。(L.パーカー)

●ピアノの学習が、こどもたちの良識、高尚なよろこび、生来の感受性、良い好み、さらに健康さえも害している。ピアノをもう一度背後においやり、こどもに音楽の本質的な2つの要素、リズムと音の学習をさせてもらいたい、「お母さん、あせらないで!」(ダルクローズ)